イタリアの大手電力会社のエネルグループのEnel Green Power社は10月、ルーマニアで建設していた最大出力6.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Colibasi」が電力網に系統連系されたと発表した。

 今回のメガソーラーは、ルーマニアの南東部のジュルジュに位置している。初年度の発電量は、ルーマニアの一般的な家庭7000軒分に相当する、年間約800万kWhとなる予定である。

 Enel Green Power社はこれまで、ルーマニアにおいて2カ所のメガソーラーを稼働ずみである。ルーマニアの南部のプラホヴァに建設した「Berceni 1」と「Berceni 2」で、その合計最大出力は約19MW。今回のColibasiが加わったことにより、同社のルーマニアにおける太陽光発電による最大出力は26MWとなった。