ドコモ・ヘルスケアは2013年10月10日、リストバンド型生体計測機器「ムーブバンド」を同年12月に発売する予定だと発表した。同社はNTTドコモとオムロン ヘルスケアの合弁会社である。
ムーブバンドは加速度計を搭載した計測器。IPX5/7の防水に対応する。歩数や移動距離、消費カロリー、睡眠時間を計測することが可能。睡眠時間は機器のボタンで「睡眠モード」に切り替え、睡眠モード中の体の動きを計測することで熟睡した時間などを割り出す。歩数や移動距離、消費カロリーは「活動モード」に切り替えたときに計測される。「企画・開発はドコモ・ヘルスケアだが、製造は東芝」(ドコモ・ヘルスケア)という。
計測されたデータはBluetooth 3.0のインタフェースを使ってスマートフォンに取り込む。スマートフォンではドコモ・ヘルスケアが提供するアプリ「WM(わたしムーブ)アプリ」を使って取り込んだデータを管理できる。
さらに、同社が同年12月に月額315円で提供を開始するアプリ「からだの時計 WM」で、ムーブバンドからの睡眠時間を読み込むことで、健康上のアドバイスなどが得られる。からだの時間 WMは、睡眠時間や食事の時間などをユーザーが記録していくことで、健康に良い1日のリズムを示したり、健康管理のためのコンテンツを提供したり、医師や保健師への電話相談ができたりするアプリである。例えば、睡眠時間が短かった場合、リラックスできる音楽を推薦したり、夕食のときによく食べ物をかむようにアドバイスしたりする。