大和ハウスグループが建設・運営する「旧札幌工場跡地太陽光発電所」。2013年5月に稼働した(出所:大和ハウス工業)
大和ハウスグループが建設・運営する「旧札幌工場跡地太陽光発電所」。2013年5月に稼働した(出所:大和ハウス工業)
[画像のクリックで拡大表示]

 大和ハウス工業は、同社が鹿児島県霧島市に所有する旧鹿児島工場の跡地に出力2.65MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設すると10月4日に発表した。2014年2月の稼働を予定。鹿児島工場では、事業用建築物に関する建材を生産していたが、2009年9月末に閉鎖していた。メガソーラーを建設することで有効活用する。総投資額は約7億円。太陽光パネルはシャープ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。グループ会社の大和エネルギーが、設計から施工、運用を担っており、グループ企業で一貫して建設・管理する体制を整えている。

 大和ハウスグループは、自社の未利用地などを活用して早くから再生可能エネルギーの開発に取り組んできた。2000年から同社グループの「ロイヤルホテル」の敷地内などに風力発電設備を設置してきた。固定価格買取制度の施行を機にメガソーラーの建設にも積極的に乗り出し、2015年度までに風力も合わせて計100MWの再生可能エネルギーによる発電事業に取り組む計画を掲げている。すでに42.9MWの産業用太陽光発電所を受注している。