図1 500万台の販売目標を発表するSCEのAndrew House氏
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図2 SCE SVP兼 第1事業部事業部長の伊藤雅康氏も登壇
図2 SCE SVP兼 第1事業部事業部長の伊藤雅康氏も登壇
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図3 PlayStation Appをインストールしたスマートフォンを使ってデモ。左下に写っているのが、SCEの吉田氏
図3 PlayStation Appをインストールしたスマートフォンを使ってデモ。左下に写っているのが、SCEの吉田氏
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図4 PlayStation Appを通じてフレンドの状況を見ている場面
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図5 スマートフォンで描いたイラストを送信
図5 スマートフォンで描いたイラストを送信
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 2013年9月19~22日、ゲーム業界の世界最大級の展示会「東京ゲームショウ 2013」が開催された。その開幕に合わせた基調講演にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のキー・パーソンらが登壇し、同社が同年11月に欧米から発売する 「PlayStation(PS) 4」の事業戦略やPS4の機能などについて語った。その中で、同社 代表取締役社長 兼 グループCEOのAndrew House氏は、PS4の目標販売台数を明らかにした。2013年度中(2014年3月まで)に500万台を目指すという(図1)。発売前から既に100万台の予約があるとした。

 House氏は講演内で、PS4を通じてユーザーに、「最高のゲーム体験」と「つながる体験」を提供したいと語った。前者はより没入感が 高く、面白いゲームを提供し、後者に関しては、スマートフォンやタブレット端末を通じてゲーム・コンテンツに触れられるようにすることや、ゲームを通じて ユーザー同士がつながることだとした。

 House氏に続いて登壇したのは,SCE SVP兼 第1事業部事業部長の伊藤雅康氏である(図2)。同氏はPS4に関する新情報や技術実演などを披露した。新情報に関しては、例えばHDMIを通じてゲーム・プレーの映像を外部ストレージに録画する機能をPS4に盛り込むことを明らかにした。自分のプレー映像を編集して公開するユーザーに向けたものである。この他、PS4専用カメラを利用することで、ユーザーの顔を判別して認証できることを明らかにした。同カメラが内蔵するマイクを用いて、音声入力にも対応する。

 技術実演に関しては、SCEワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏と共に行った。例えば、PS4とスマートフォンやタブレット端末などを連携させるアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)「PlayStation App」を使ったデモを見せた(図3)。

 同アプリを利用することで、「フレンド」として登録した他のユーザーの行動履歴を把握できる(図4)。同様に、自分の行動履歴をフレンドに通知することも可能だ。この他、同アプリを利用することで、スマートフォンやタブレット端末をPS4のコントローラとしても活用できる。会場ではPS4用ソフト「プレイルーム」を使い、スマートフォンで描いたイラストを送信して、立体物としてディスプレイに表示できる様子を見せた(図5)。