オムロン ヘルスケア 代表取締役社長の宮田喜一郎氏(左)と、今回の製品開発を監修したウォーキングインストラクター・骨盤姿勢インストラクター・健康運動指導士の谷英子氏(右)
オムロン ヘルスケア 代表取締役社長の宮田喜一郎氏(左)と、今回の製品開発を監修したウォーキングインストラクター・骨盤姿勢インストラクター・健康運動指導士の谷英子氏(右)
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加速度波形から姿勢を判定する
加速度波形から姿勢を判定する
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判定結果の例
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 オムロン ヘルスケアは、「10歩」歩くだけで歩行姿勢を判定する機器「オムロン 歩行姿勢計 HJA-600T ウォークスキャン」を2013年9月20日に発売した。利用者は端末を腰に装着して10歩けば、歩行姿勢を自動的に判定してくれる。

 オムロン ヘルスケアは、さまざまな歩行映像とその加速度波形を基に、「歩行姿勢判定アルゴリズム」を新たに開発、今回の機器に搭載した。「腰の位置」(腰から前に歩けているかどうか)、「足の運び」(ひざに負担の少ない歩き方ができているかどうか)、「歩行バランス」(上下・左右・前後に偏りなく歩けているかどうか)の三つの観点から、歩行姿勢を判定する。

 測定結果はBluetoothでiPhoneに転送でき、iPhone用アプリ「美姿勢ウォーキング」で確認できる。同アプリでは、歩行姿勢の測定結果を「キラキラフラミンゴ」「フラミンゴ」「アヒル」「ふらふらアヒル」「ペンギン」「ふらふらペンギン」の六つのキャラクターに分類し、歩行姿勢を100点満点で採点して表示。さらに、歩行姿勢の測定結果や歩行に関する悩み別の歩行改善エクササイズを解説付きの動画で提供する。

 歩数や総消費カロリーの測定機能も備えるため、普段は端末をポケットやかばんに入れておけば、活動量計としても使える。

 端末の重さは約17g(電池含む)。価格はオープンで、想定市場価格は9980円前後。販売後1年間で、4万台の販売を目指す。