「HMZ-T3W」
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携帯機器との接続イメージ(図:ソニー)
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無線接続のイメージ(図:ソニー)
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 ソニーは、有機ELパネル搭載のヘッドマウント・ディスプレイの新機種「HMZ-T3W」「HMZ-T3」を発表した。2機種に共通する特徴は、2次電池を搭載した「バッテリーユニット」を新たに追加したこと。同ユニットはHMDIケーブルなどでスマートフォンやタブレット端末などの機器と接続できる。これにより、「YouTube」といった動画やBlu-ray Discレコーダー内の録画番組などをHMDで視聴できるという。

 2機種のうちHMZ-T3Wは、無線通信規格「WirelessHD」に対応した。HMD用に映像を生成する「プロセッサーユニット」と、バッテリーユニットとをWirelessHDで接続できる。プロセッサーユニットから出力された映像をバッテリーユニットに伝送し、バッテリーユニットと接続したHMDにその映像を送る。従来機種では、プロセッサーユニットとHMDとの接続は有線だった。

 画像処理用LSIも改善し、従来機種の「HMZ-T2」に比べて表示画質を高めたとする。画像処理で発生する遅延も短縮したという。この他、装着性を高めるために、額に固定するヘッドパッドの大きさをHMZ-T2に比べて約1.8倍に拡大し、額にかかる圧力を分散・軽減した。

 両機種とも2013年11月中旬に発売予定で、価格はオープン。市場想定価格は、HMZ-T3Wが10万円前後、HMZ-T3が8万円前後とする。