三菱電機は、中国の冷蔵庫メーカーである合肥晶弘電器有限公司と合弁で、家庭用の大型冷蔵庫の開発・設計を行う合弁会社を設立し、2013年8月9日に業務を開始する(ニュースリリース)。中国では富裕層の増加により、大容量・高機能の冷蔵庫の需要が拡大しているという。三菱電機は日本で培った省エネ・大容量化などの独自技術を生かし、3ドア以上、容量400L以上の大型冷蔵庫を共同開発する。開発した冷蔵庫は合肥晶弘電器が生産・販売し、三菱電機は販売量に応じたロイヤルティを受け取る。

 合弁会社の名称は合肥晶弘三菱電機家電技術開発有限公司。所在地は中国・安徽省の合肥経済技術開発区。資本金は630万米ドルで、合肥晶弘電器と三菱電機が50%ずつ出資する。従業員は24人。三菱電機からは総経理(代表)に横山淳一氏が就任するほか、エンジニア1人が研究開発に従事する。合弁会社での開発による第1弾機種は「2014年の早い時期」(三菱電機 広報)の市場投入を目指す。