京都大学医学部附属病院において、膵臓がんの動体追尾強度変調放射線治療(動体追尾IMRT)に、三菱重工業の追尾照射機能搭載の放射線治療装置「Vero4DRT」の適用が始まった(図)。動体追尾機能とは、患者の呼吸などで揺れ動くがん病巣をリアルタイムに追尾し狙った病巣に放射線をピンポイントで連続照射する機能のこと。この動体追尾機能と放射線の最新照射技法の1つである強度変調放射線治療(IMRT)を組み合わせたのが動体追尾IMRT治療である。リアルタイムモニタリングによる動体追尾IMRT治療の実施は世界初という。
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