ヘッドの移動距離を短く

 この他、幅を短縮するためにプリント・ヘッドの移動距離を短くし、低くするためにスキャナ部を薄型化している。印刷時、プリント・ヘッドが移動しながらインクを吐出する。その際、インクの着弾を安定化させるために必要としていた空走距離を短くした。EP-805Aでは、前機種に比べて片側で3.4mm、両側合計で6.8mm分狭くした(図11)。スキャナ部に関しては、厚さを前機種の38.3mmからEP-805Aで27.3mmにまで薄くしている(図12)。

図11 プリント・ヘッドの移動距離に関する比較(図はセイコーエプソン)
図11 プリント・ヘッドの移動距離に関する比較(図はセイコーエプソン)
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図12 スキャナー部
図12 スキャナー部
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