富士通は、2013年4月から5月にかけて実施した早期退職優遇制度について、幹部(管理職)を対象とした募集に491人、国内半導体事業の従業員を対象とした募集に1963人の応募があったと発表した(ニュースリリース1)。幹部の早期退職者は300人程度、国内半導体事業は1600人程度を想定していたが(Tech-On!関連記事1)、想定を上回る応募があった。応募した幹部は2013年6月30日までに退職する予定。国内半導体事業の応募者は原則として2013年6月30日に退職の予定だ。

マイコン/アナログの設計・開発・販売は8月1日に分社化

 また、富士通は、富士通セミコンダクターのマイコン/アナログ半導体の設計・開発・販売事業を会社分割し、富士通セミコンダクターが別途新設する新会社にこの事業を承継させる期日を2013年8月1日に決定した(ニュースリリース2)。この事業の会社分割は、米Spansion社への譲渡を前提としたもの(Tech-On!関連記事2)。新会社の株式をSpansion社の日本法人である日本スパンションに譲渡する。この譲渡は2013年9月末までに完了する見込み。