半導体製造 プロセス技術や工場の動向を知るための
 

なぜ電源メーカーに目を付けたのか、AlteraにEnpirion買収の狙いを聞く

木村 雅秀=日経BP半導体リサーチ
2013/05/15 18:37
印刷用ページ

 FPGAメーカーの米Altera社は2013年5月14日(米国時間)、小型電源モジュール・メーカーの米Enpirion社を買収することで正式合意した(リリース第1報記事)。買収金額は1億4100万米ドル。今後1~2週間以内に買収を完了する予定である。

Altera社がEnpirion社を買収へ
[画像のクリックで拡大表示]

 Altera社は今回の買収によって、FPGAユーザーが直面している電源起因のトラブルを軽減し、FPGAを利用したシステムの開発を円滑化したい考えである。近年、FPGAでは使用する電源電圧の種類が増えている。例えば、FPGAのコア電圧は微細化のレベルに応じて1.2V、1.1V、1.0V、0.9V、0.8Vなどとさまざまだ。さらに、I/O電圧や高速トランシーバ回路では別の電源電圧が必要になる。このように電源電圧が複雑化しているため、FPGAユーザーの間では電源起因のトラブルによってシステム・ボードが正常に動作しないケースが増えているという。

 Altera社は、今回買収するEnpirion社の小型電源モジュールと自社製FPGAの接続検証を事前に徹底的に行うことで、FPGAユーザーに検証済みの電源ソリューションを提案していく考えである。FPGAユーザーは、「Alteraが推奨する検証済み電源を選択することで電源起因のトラブルを減らし、本来のシステム設計に注力できる」(日本アルテラ マーケティング部 部長の堀内伸郎氏)という。なお、ユーザーはEnpirion社以外の電源ソリューションを選択することも可能とする。

電源起因のトラブルを抑制
[画像のクリックで拡大表示]

実装面積を1/4~1/6へ

ここから先は日経テクノロジーオンライン有料会員の方のみ、お読みいただけます。
・会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。
・会員登録がお済みでない方は、右下の「有料会員に申し込む」ボタンをクリックして、申し込み手続を完了させてからご参照ください。

<技術者塾>
電源制御と主回路の定式化手法(2日間)
~状態平均化法によるコンバータの伝達関数の導出と制御設計の基礎について事例を基にわかりやすく解説~



これまでの電源設計の教科書にはない新しい見地から基礎理論および実践例について解説するとともに、「系の安定度」の問題点と解決手法についても解説します。今年3月に発刊した「スイッチング電源制御設計の基礎」(日経BP社刊)をベースに最新の内容を解説いたします。詳細はこちら

【日時】:2015年9月28~29日 10:00~17:00 (開場9:30)予定
【会場】:化学会館(東京・御茶ノ水)
【主催】:日経エレクトロニクス

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング