• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

HOMEクルマ > 富士重工業、「XVハイブリッド」は40km/hまでEV走行

富士重工業、「XVハイブリッド」は40km/hまでEV走行

  • 林 達彦=日経Automotive Technology
  • 2013/05/01 15:40
  • 1/2ページ
図1◎CVTの構造
図1◎CVTの構造
[画像のクリックで拡大表示]
図2◎エンジン駆動のトルクフロー
図2◎エンジン駆動のトルクフロー
[画像のクリックで拡大表示]
図3◎モータ駆動のトルクフロー
図3◎モータ駆動のトルクフロー
[画像のクリックで拡大表示]
図4◎回生時のトルクフロー
図4◎回生時のトルクフロー
[画像のクリックで拡大表示]
図5◎機械式ポンプを入力側プーリからも駆動できる
図5◎機械式ポンプを入力側プーリからも駆動できる
[画像のクリックで拡大表示]

 富士重工業が2013年夏に発売するパラレルハイブリッド車「SUBARU XVハイブリッド」(関連記事)は、1モータながらエンジンとモータの間にクラッチ機構を設けて30%の燃費向上を実現した。

 同社の技術者によると、ハイブリッドシステムを採用した分で20%程度、エンジンを改良し、走行抵抗や空気抵抗を削減した分で10%程度燃費を向上させて30%を達成した。ハイブリッドシステムの特徴は、CVT(無段変速機)とモータを組み合わせたことと、モータをCVTの後輪側に配置したこと。

 縦置きのパラレルハイブリッドシステムでは、エンジンと自動変速機(AT)を組み合わせるのが一般的で、エンジンとATの間に薄型のモータを挿入し、さらにエンジンを駆動系から切り離すためにクラッチを設けることが多い。例えば、Volkswagen社の「トゥアレグ」では、エンジンとトルコン付きATの間に、乾式単板クラッチとモータを配置。一方、日産自動車の「フーガハイブリッド」では、エンジンとトルコンなしのATの間に、乾式単板クラッチとモータを置く。フーガの場合、ATのトルコンのあった部分にモータを入れるため、トゥアレグと同様に薄型のモータを用いる。

 これに対し、富士重工業の開発したシステムは、CVTを用いる点と、軸方向に長いモータを使う点が一般的なシステムと異なる。このため、トゥアレグやフーガと異なるレイアウトを開発した。エンジンと組み合わせるCVTは縦置きの「リニアトロニック」を改造したもの。エンジンからの入力は、まずCVT前端のトルコンに入り、その後前後進の切り替え機構を介して入力側プーリに伝わる。CVTチェーンを介して出力側プーリへトルクを伝え、最終的に前後のタイヤを駆動することで4輪駆動システムを実現する。富士重工業はこのレイアウトを大幅に変えずに済むシステムとして、入力側プーリの後輪側にモータを配置する構造を採用した。こうすれば、入出力プーリまでの構造は、これまでのCVTと同じで、後ろ側のハウジングを変更し、最小限の変更でハイブリッドを実現できる。

 モータを内蔵することで、CVTユニット自体はベース車種の「インプレッサ」より10cmほど長くなった。ただし、軸方向に長い外径の小さいモータを採用したことで、フロアトンネル周りの床構造を大きく変えずに搭載できた。なお、CVTが後ろ方向に長くなった分は、プロペラシャフトの長さを短くすることで対応している。

【セミナー】(6/20、21開催)
第4回 車載Ethernetが変えるクルマの未来

自動運転時代のコア技術を知る


本格的な自動運転時代を迎えるにあたり、クルマが取り扱う情報量は爆発的に増えることに加えて、各ドメイン間での協調制御が重要になります。こうした背景の中、情報系だけでなく、制御系までもカバーできる、車載Ethernetに大きな注目が集まっています。
 本イベントでは、この車載Ethernetを中心に、次世代の車載ネットワークの動向をピックアップします。トヨタ自動車やドイツBMW社、デンソー、コンチネンタル・オートモーティブ・ジャパンをはじめ、国内外から第一線で活躍する講師を招聘して講演していただきます。
詳細は、こちら
日程 : 2016年6月20、21日
会場 : ソラシティ・カンファレンスセンター
主催 : 日経エレクトロニクス/日経Automotive

おすすめ