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【決算】村田製作所の通期は売上高が過去最高、2013年度は営業利益1000億円の予想

大森 敏行=日経エレクトロニクス
2013/04/30 20:52
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アナリストの質問に答える同社 代表取締役副社長の藤田能孝氏
アナリストの質問に答える同社 代表取締役副社長の藤田能孝氏
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 村田製作所は2013年4月30日、2012年度(2012年4月~2013年3月)の連結決算を発表した。売上高は前年度比16.5%増の6810億円、営業利益は同30.4%増の586億円の増収増益を記録した。売上高は過去最高。スマートフォンやタブレット端末に向けてコンデンサや各種コンポーネント、通信モジュールなどが好調だった。営業利益は、円安効果による押し上げ効果で予想よりも上振れした。

 2012年度第4四半期の受注高は、スマートフォンの新モデル向けなどで増加し、四半期ベースの過去最高を記録したという。2013年度もこの好調が続き、売上高は前年度比14.5%増の7800億円、営業利益は同70.5%増の1000億円を予想している。

 製品別の売上高は、コンデンサが前年度比9.8%増の2287億円。AV機器向けや家電向けが不振だったものの、スマートフォン向けとタブレット端末向けが大きく伸びた。SAWフィルタや圧電センサ、発振子といった圧電製品は、同2.6%増の806億円。SAWフィルタは、外販が減ったものの、モジュール化の進展で社内売り上げ割合が2桁近く増加したという。

 「その他コンポーネント」の売上高は前年度比23.7%増の1389億円。EMI除去フィルタ、コイル、コネクタ、買収したフィンランドVTI社(現Murata Electronics Oy社)のMEMSセンサが好調だという。通信モジュールは同36.6%増の1829億円と大幅に伸びた。携帯プレーヤー向けが不振だったものの、スマートフォン向けやタブレット向けが大幅に増加した。ルネサス エレクトロニクスのパワー・アンプ(PA)事業買収も売上高の増加に貢献したという。PA事業はまだ赤字だが、2013年度には赤字幅が半減する見込みだとする。

 用途別では、AV向けの売上高が前年度比20.1%減の472億円と不振だった。一方、スマートフォンを含む通信向けは同24.8%増の3298億円、タブレット端末を含む「コンピュータ及び関連機器」は同23.4%増の1343億円だった。カー・エレクトロニクス向けも同19.5%増の1020億円と好調だった。車載向けのMLCC、Bluetoothモジュール、電源などが大幅に増加し、Murata Electronics Oy社の自動車向けMEMSセンサも貢献した。

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