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【麻倉怜士IFA・GPC報告6】今年のIFAの概要は?

麻倉 怜士=評論家、日本画質学会副会長
2013/04/30 09:30
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IFA主催者のgfu(ドイツ民生通信エレクトロニクス協会)監査役会議長のHans-Joachim Kamp氏
IFA主催者のgfu(ドイツ民生通信エレクトロニクス協会)監査役会議長のHans-Joachim Kamp氏
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「経済危機で2012年には100億ユーロが失われた」(Hans-Joachim Kamp氏)
「経済危機で2012年には100億ユーロが失われた」(Hans-Joachim Kamp氏)
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Messe Berlin社COOのChristian Goke氏
Messe Berlin社COOのChristian Goke氏
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展示面積はこれでもう限界
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2014年のIFAから運用される新コンベンション・ホール「City Cube Berlin」の完成予想図
2014年のIFAから運用される新コンベンション・ホール「City Cube Berlin」の完成予想図
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Messe Berlin社Executive DirectorのJens Heithecker氏(右)と筆者(左)
Messe Berlin社Executive DirectorのJens Heithecker氏(右)と筆者(左)
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 世界最大級の家電見本市「IFA 2013」は2013年9月6日から11日まで、ドイツのメッセ・ベルリンで開催される。昨年は、8月31日から9月5日まて開催され、総来場者数は約24万人、このうちトレード・ビジター(メーカー関係、ディーラー関係など)が13万8300人を占めた。ドイツ国外からも4万6000人が参加した。今年はどうか。

 欧州の経済状況はドイツ、イギリス、フランスを除くと悪い。IFAの主催者である「gfu」(ドイツ民生通信エレクトロニクス協会)監査役会議長のHans-Joachim Kamp氏によると、「経済危機で2012年には100億ユーロが失われた」という。

 その言葉を継いで、ドイツMesse Berlin社 COOのChristian Goke氏は、「しかし、2010年から2012年にかけてのトレード・ビジターの推移を見ると、確かにギリシャからは1%減っていますが、スペインからは14%増え、トルコにいたっては80%も増えています。2008年から2012年の間に、世界のメディア関係者は60%増え、トレード・ビジターの数は2倍になりました。この期間、米国からのトレード・ビジターは140%増えています」と述べた。

 グローバル化はIFAの重要なテーマだ。Messe Berlin社 Executive DirectorのJens Heithecker氏は、こう言う。「われわれは、この間ずっと、IFAを欧州のローカルではなく、グローバルな見本市にしようと努力してきました。世界のメーカーはIFAに来れば、最新商品を世界のディーラーにお見せできます。ディーラーはその逆です。われわれはそんな場にしようとさまざまな施策を取ってきましたが、それが、ここにきて効いています。トレード・ビジターのディーラーへのパッケージ・ツアーの開発などはその一例です。2012年は日本の大手家電ディーラーが視察のために、数十人の社員を送りこんできました」。

 gfuのHans-Joachim Kamp氏は、最近のIFAの動向について、こう言った。

 「IFAは50年以上の歴史の中で、特に最近、急成長しています。われわれは世界一の民生用電機機器の展示会だと、胸を張って言えます。2003年に展示期間をそれまでの9日から6日に短縮しました。より密度高く、見ていただくためです。2005年に、それまで隔年開催だったのを、毎年開催に変更することを決定しました。そして、2006年から毎年開催にしました。これで多くの新製品に対応できました。2007年は、世界のメジャーなディーラーとの密接な関係の構築に乗り出しました。2008年に白物家電が加わりました。今では大きな面積で展示しています。そして何といっても、(CESのように1月ではなく)9月に開催されることが、民生機器業界にとって価値ある展示会になっている理由です。年の最大の商戦であるクリスマスを前にした商談の場なのです。昨年は、38億ユーロ以上というこれまで最大の成約がIFAで成立しています」。

 問題は、展示面積が限られ、ここ数年、オーバーブッキングが続いていることだ。実質的な展示面積は、2010年が13万400m2、2011年は14万200m2、2012年は14万2200m2と、わずかしか増えていない。そこで切り札となるのが、2014年に完成する新しいコンベンション・ホール「City Cube Berlin」。完成に合わせて、ホールと展示構成を抜本的に見直す予定という。

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