UPの外観
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睡眠の記録の例
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運動の記録の例
運動の記録の例
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 米Jawbone社は、睡眠や運動などを記録できる健康管理用リストバンド「UP(アップ)」を2013年4月20日に発売する。全国の家電量販店やアップルストアなどで発売し、価格は1万3800円。S、M、Lの3サイズがあり、重さはそれぞれ19g、22g、23g。色はオニキス、ミントグリーン、ライトグレー、ブルーの4色を用意する(ミントグリーンはアップルストア限定色)。

 内蔵する3軸加速度センサで利用者の生活を把握する。運動モードでは、活動時間や休憩時間のバランス、運動の激しさ、歩数、歩いた距離、消費カロリー量などを記録する。一方、睡眠モードではセンサのアルゴリズムを切り替えることで、手首の細かな動きを検出し、眠りに入るまでの所要時間や浅い眠りと深い眠りのバランス、ベッドの中にいた時間、夜間に何回目を覚ましたのかなどを記録する。

 利用者は、スマートフォンにインストールした専用のアプリケーション・ソフトウエア(以下、アプリ)と組み合わせて使用することで、UPで集めた情報を多角的に把握できる。スマートフォンとのデータ連携は、UPに備えているヘッドフォン・ジャック(3.5mmプラグ)を利用する。UPには2次電池を内蔵しており、約80分の充電で最大10日間使用できる。充電は、ヘッドフォン・ジャックにUSB変換コネクタを接続することで行う。

 UPの外装素材には低刺激性の医療用ゴムを使用する。さらに、防水・防滴構造を採っており、充電時やアプリとの同期時以外は、1日中装着し続けることを前提としている。

 既に米国では2012年12月に発売しているが、今回、iOS版のアプリについて日本語を含む11言語をサポートしたことで、日本を含む25カ国での販売を開始する。Android OSの日本語対応についても、現在作業を進めている段階だという。

 今回の製品の狙いやコンセプト、実現技術などについては、同社 Head of Channel & Partner DevelopmentのJorgen Nordin氏に聞いた(インタビュー記事は、こちら)。