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 ソニーとオリンパスは、医療事業に関する両社の合弁会社「ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ」の設立が予定よりも遅れることを明らかにした。2012年12月時点では、2013年4月1日までに新会社を設立できる見込みであると発表していたが、「一部の国での審査が想定より時間を要している」(両社)という。

 当初、ソニーとオリンパスが2012年9月に業務・資本提携を発表した時点では、同年12月に合弁会社を設立する予定としていたが、その計画が遅れることを同月に発表していた。このため今回は、2度目の延期発表となる。

 合弁会社では、ソニーの4K×2Kや3Dといった映像技術、イメージ・センサ技術などを生かした新型の外科用内視鏡や、手術室に向けた医療機器・映像機器の統合システムの開発・設計・販売・製造を手掛ける考え(関連記事)。代表取締役社長にはソニーの業務執行役員SVPである勝本徹氏が、代表取締役副社長にはオリンパスメディカルシステムズの第一開発本部長付である深谷孝氏が就任する予定である。