韓国Samsung Electronics社は、2013年3月6日、日本法人を通じてシャープにおよそ100億円を出資すると発表した。シャープは、経営の致命的な危機をひとまず回避できた。一方、3月26日に予定されていた台湾Hon Hai Precision Industry社(Foxconn)からの第三者割当増資の払い込みは延期となった。100億円の価値は、純資産が2000億円規模(2012年末時点)のシャープと、10兆円規模のSamsung社とでは異なる。Samsung社の出資の意図はどこにあるのか。ドイツ証券のアナリストで人気コラム「台湾・中国 中根レポート」を執筆している中根康夫氏に聞いた。
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