NPO法人であるITAC(アイタック)は2013年3月11日、村田製作所が開発したワイヤレス給電方式「直流共鳴方式」の実用化を目指したコンソーシアムを立ち上げることを発表した。名称は「ワイヤレス パワーマネジメント コンソーシアム(WPMC)」。直流共鳴方式を利用する製品の実用化の促進や、方式の標準化などを行うという。コンソーシアムは2013年4月に発足する予定(ITACのホームページ)。

 ITACは、元シャープの佐々木 正氏が理事長を務めるNPO法人。今回コンソーシアムを立ち上げるのは、村田製作所が新たに提案するワイヤレス給電技術。システム全体の電力効率を高められる点に特徴があるとしている(Tech-On!の関連記事)。ITACは、「日本発のワイヤレス給電技術の、実用化や標準化をバックアップしたい」(ITAC 事務局)という狙いで、コンソーシアムを立ち上げることにしたという。ITACは、WPMCの設立キックオフのミーティングを、2013年3月22日に大阪で開催する予定である。