上位5社の市場シェア(出荷台数ベース)の推移(出典:IDC)
上位5社の市場シェア(出荷台数ベース)の推移(出典:IDC)
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 市場調査会社の米International Data社(IDC)によれば、2012年10月~12月のタブレット端末の世界出荷台数は前年同期比75.3%増の5250万台だった(ニュースリリース)。平均販売単価の低下や、ホリデー・シーズンという季節柄、製品系列の拡充などにより、前期に比べても74.3%増加している。

 メーカー別にみると、米Apple社が引き続きダントツの首位を維持している。第4世代「iPad」や「iPad mini」の投入により、出荷台数を前年同期から48.1%伸ばして2290万台とした。ただし、市場シェアは48.1%から43.6%に低下した。2位は韓国Samsung Electronics社で、前年同期比263.0%増の790万台を出荷。市場シェアも前年同期の7.3%に対し、15.1%まで拡大した。3位は米Amazon.com社で、前年同期比26.8%増の600万台を出荷した。なお、「Surface」を発売してタブレット端末市場に参入した米Microsoft社は90万台の出荷にとどまり、トップ5入りを逃した。

2012年第4四半期の上位5社の出荷実績。単位は百万台(出典:IDC)
2012年第4四半期の上位5社の出荷実績。単位は百万台(出典:IDC)
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