「NISHIKIGOI」「ICE GRAY」「AOAO」の三色を用意
「NISHIKIGOI」「ICE GRAY」「AOAO」の三色を用意
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側面には音量キーの下に「ファンクション・キー」が配置されている。写真はNISHIKIGOIモデル
側面には音量キーの下に「ファンクション・キー」が配置されている。写真はNISHIKIGOIモデル
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AOAOモデルの裏ぶたを開けたところ
AOAOモデルの裏ぶたを開けたところ
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 KDDIと沖縄セルラーは2013年1月24日、デザインを重視した端末「INFOBAR」シリーズの新製品「INFOBAR A02」を発表した(ニュース・リリース)。初代の携帯電話機「INFOBAR」から数えて5代目、スマートフォンになった「INFOBAR A01」から数えて3代目の製品になる。4.7型と従来品よりも大きい液晶パネルを搭載したのが特徴。通信方式としてLTEに対応し、テザリングが可能である。台湾HTC社が開発を担当した。

 搭載するOSはAndroid 4.1。ディスプレイは、シャープ製の4.7型低温多結晶Si(いわゆるCGシリコン)で、画素数は1280×720。ベースバンド・プロセサは米Qualcomm社の「MDM9615」、アプリケーション・プロセサはQualcomm社の「APQ8064」(クアッドコア、1.5GHz動作)である。フラッシュ・メモリ容量は16Gバイト、DRAM容量は1Gバイト。背面カメラには、約800万画素のCMOSセンサとF値2.0の明るいレンズを採用。前面カメラには約210万画素のCMOSセンサと超広角レンズを搭載した。外形寸法は70mm×138mm×9.7mmで、重さは約147g。2100mAhの2次電池を搭載し、連続通話時間は約900分、連続待受時間はLTEで約430時間、3Gで約450時間。

 製品デザインを深澤直人氏、ユーザー・インタフェース(UI)デザインを中村勇吾氏、サウンド・デザインを小山田圭吾氏が担当した。塗装したアルミニウム製フレームが本体の周りを囲む構造になっている。フレームの右上はワンセグ用アンテナ、左下は移動通信用アンテナとして機能するという。本体は防水・防塵構造になっている。

 従来のINFOBARでは正面に何らかのハードウエア・キーが配置されていたが、A02では廃止された。代わりに、側面の音量調節ボタンの下に「ファンクション・キー」と同社が呼ぶボタンが追加されている。ホーム画面を表示した状態でこのボタンを押すことで、項目をリスト表示する「リスト・ビュー」に切り替わる。またこのボタンには、カメラのシャッター・ボタン、通話着信を取る/切る、画面のオン/オフといった機能も割り振られているという。

 INFOBARの特徴的なUIにも改良を加えた。スクロール時には、画面の構成要素がゼリーのように変形して動く。ただし、この操作感が合わないユーザーを考慮して、このエフェクトをオフにすることもできる。ホーム画面には、好きな写真に加え、友人や家族といった連絡先の写真、音楽アルバムのジャケット写真などを自由に配置できる。こうしたパネルから、連絡や音楽再生を直接行える。