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トレンドマイクロ、制御システムを対象としたホワイトリスト型のセキュリティー対策ソフトを製品化

富岡 恒憲=Tech-On!編集
2012/11/19 15:58
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図●制御システム向けセキュリティー対策ソフトの新製品発表会で、トレンドマイクロの制御システムセキュリティー事業について説明する同社取締役副社長の大三川彰彦氏。
図●制御システム向けセキュリティー対策ソフトの新製品発表会で、トレンドマイクロの制御システムセキュリティー事業について説明する同社取締役副社長の大三川彰彦氏。
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 トレンドマイクロ(本社東京)は、製造業の生産管理や電力/ガス/水道の供給監視などで使われる制御システムを対象としたセキュリティー対策ソフト「Trend Micro Safe Lock」(以下、TMSL)を製品化する。

 TMSLは、(1)制御システムの稼働を監視するヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)を搭載した端末、(2)プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)やDCS(Distributed Control System)のプログラムを更新する端末、(3)生産計画や生産工程管理を行う端末、などを主な対象とする製品。制御システムで使用するアプリケーションをあらかじめリストとして登録しておき、そのリストに登録されたアプリケーションのみ、稼働を許可するホワイトリスト型のセキュリティー対策ソフトだ。パターンファイルと呼ばれる不正プログラムのリストを使う一般的なセキュリティー対策ソフト(ブラックリスト型のセキュリティー対策ソフト)と違って、パターンファイルを日常的に更新する必要がない上、ハードウエアに高い負荷を与える不正プログラムのスキャンが不要という点が特徴だ。

 制御システムの場合、システムを停止させられない、システムのパフォーマンスを低下させられない、必ずしもインターネットに常時接続されているわけではないという制約を持つ。このため、これまで一般的だったブラックリスト型のセキュリティー対策ソフトは適用しにくかった。パターンファイルの日常的な更新にはインターネットへの常時接続が望まれるし、不正プログラムのスキャンでハードウエアに高い負荷が加わると、制御システムとして必要なパフォーマンスを維持できるかどうかの不安が出てくるためだ。ホワイトリスト型なら、パターンファイルを利用しないのでインターネットへの常時接続は不要だし、スキャンの作業も要らないため制御システムに高い負荷を与えずに済む。もっとも、ホワイトリスト型でもセキュリティー対策ソフトの更新は必要となる。この点については、定期点検時に実施することを同社は想定している。

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