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【JIMTOF2012】台湾パビリオン、加工精度の高いワイヤ放電加工機や低騒音のボールねじなど出品

富岡 恒憲=Tech-On!編集
2012/11/06 18:23
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 「第26回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2012)」(2012年11月1~6日開催、東京ビッグサイト)の台湾パビリオンでは、加工精度の高いワイヤ放電加工機や、低騒音のボールねじなど、台湾企業各社の最新製品や最新技術が出品された。

テーブルの代わりにヘッドを動かす

 加工精度の高いワイヤ放電加工機を出品したのは、台湾最大の放電加工機メーカーであるCHING HUNG MACHINERY ELECTRIC INDUSTRIAL社(慶鴻機電)だ。同社は、ワークを載せたテーブルではなく門型のヘッドをXY方向に動かすワイヤ放電加工機「Q4025L」を展示した(図1)。ワークを載せていないヘッドを動かすため、ワークを載せたテーブルを動かす従来方式のワイヤ放電加工機に比べて、精度を高めやすいという。すなわち、従来方式では、XY方向に動かす可動部の質量がワークの質量によって変動する。これに対して新方式では可動部となるヘッドの質量は一定。このため、高い精度を出しやすいという。

図1●テーブルではなく門型のヘッドをXY方向に動かすワイヤ放電加工機「Q4025L」とCHING HUNG MACHINERY ELECTRIC INDUSTRIAL社薫事長の王武雄氏

 同社薫事長の王武雄氏によれば、同社の従来方式のワイヤ放電加工機では通常、加工精度は±4.5μm。これに対して、Q4025Lのそれは±2.5μmと高い。さらに、この方式の場合、テーブル側からXYの駆動系をなくせるため、構造上、テーブルの周囲を覆うカバーを上下にスライドさせやすい。このため、テーブルへのワークのセッティングなどで使い勝手が上がる。従来方式でも、カバーを上下させることは可能だが、そのためにテーブルの駆動部などの設計を見直す必要が出てくるという。

 この他、Q4025Lの特徴としては、XY軸にリニアモータを採用して長寿命化を図っていること、0.07mmの極細のワイヤに対応していること、同社従来機との比較で20%の省電力化を図っていること、±0.3℃の温度コントロールが可能なこと、という。王氏によれば、リニアモータの採用によって、Q4025Lは10年は問題なく使える。

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