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唾液の分泌に応じた血液量変化を計測する装置、日立製作所などが発売

2012/10/23 16:00
小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline
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 日立製作所と日立国際電気サービスは、唾液の分泌に応じた血液量変化の様子を計測できる機器「ウェアラブル光トポグラフィシリーズWOT-S20」を発売する。飲食・食料品企業や研究機関に向けて、2012年11月1日に受注を開始する。非薬事品のため、医療用や診断用に利用することはできない。

 脳内の血液量の変化を計測する、日立製作所の「光トポグラフィ技術」を応用した。微弱な近赤外光を頭皮上から照射することで、脳内の血液量変化を計測し画像化する技術である。同社は、この技術を新たな用途に展開する可能性を模索しており、今回の製品はこの一環として見出したものと説明する。

 唾液の分泌量を計測する方法は、これまでは、被験者に負担がかかるものだった。例えば、唾液をビーカーに吐き出す方法、口内に脱脂綿を入れ重量計測を行う方法、唾液腺に管を挿入し直接計測する方法、などである。これに対して今回の製品は、顔の側面の唾液腺近辺に専用センサを当てるだけで計測することが可能だという。さらに、リアルタイムに血液量の変化を計測できることも特徴である。このため、飲み物を飲みながら計測するといった使い方もできる。

 今回の製品は、頭部に装着するヘッドセット、計測するための設定や計測結果を保存する携帯制御ボックス、計測結果を表示する計測コントローラの3点で構成する。ヘッドセットは、左右1チャンネルずつ近赤外受発光センサを搭載し、左右の顔の側面の耳下腺近辺に設置する形状となっている。近赤外受発光センサは、酸素化ヘモグロビン、脱酸素化ヘモグロビン、トータルヘモグロビンの変化量をリアルタイムに計測する。

 携帯制御ボックスと計測コントローラは、無線LANによる双方向通信を用いて、計測結果をリアルタイムに計測コントローラに表できる。無線LANを使わず、ヘッドセットと携帯制御ボックスで計測することも可能。機器を増設すれば、1台の計測コントローラで4人まで同時に計測することができるという。

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