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光岡自動車、定員2名、最大積載量100kgの3輪EV「雷駆-T3」を発売

浜田 基彦=日経Automotive Technology
2012/10/17 18:15
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 光岡自動車は、3輪のEV(電気自動車)「雷駆-T3」(ライク-T3)を2012年10月18日に発売する。排気量250cc以下の側車付軽2輪車(トライク)として扱われる。従来トライクは乗用であり、重い荷物を積むことは考えていなかったが、国土交通省の新たな判断を得て、定員2名、最大積載量100kgという仕様で型式認定を取得した。

 想定する最大の用途は宅配を含む配送向け。現在、最大積載量が60kg(原付2種)以上、350kg(軽自動車)未満の車両はないので、その間を狙った。乗り降りの頻度が高いため、ドアはない。ほかに、ガソリンが高く、電気が安い小さな島では乗用車としても普及することを期待している。

 型式認定を取得したことからも分かるように、国が定める保安基準を満足している。電池を後ろのオーバーハングに積んで転覆しにくくするなど、左右の後輪の荷重配分を考えた設計とした(詳しくは『日経Automotive Technology』2012年11月号,p.62参照)。最大安定傾斜角は42度。

 価格は129万5000円から。経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金」が最大30万円になるため、これを利用するとユーザーの支払いは100万円を切る。当面の販売台数は手造りで50~100台。「この段階では利益は出ない」(光岡自動車会長の光岡進氏)が、生産設備を整えるなどして2013年には1000台/年の体制を作り、黒字化を目指す。

 発表会場には佐川急便の兄弟会社で、車体の架装を担当するSGモータースが試作した佐川急便仕様の試作車も現れた。佐川急便には2万8000台の配送トラックがあり、そのうち8000台は軽自動車だが、「大型のトラックと比べて耐用年数が短いのが悩み」(同社社長の谷本育生氏)だという。部品点数、振動の少ないEVは傷みも遅いと期待している。試作車の車体はGFRP(ガラス繊維強化樹脂)製だが、アルミニウム合金のサンドイッチ板やハニカム板も候補として残っており、最終仕様ではない。

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