アナログ エレクトロニクスを支える基盤技術
 

アナログ設計にもコスト意識を

三宅 常之=Tech-On!
2012/10/18 07:00
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群馬大学大学院工学研究科教授の小林春夫氏。好きな言葉は「名を成すはつねに窮苦の日あり、事敗れること多くは得意の時による」(井上準之助 /渋沢栄一)。現在の研究テーマは、(1)アナログ・テスト容易化(A-D変換器用のテスト信号発生、デジタル信号タイミング・テスト用回路 、ジッタ低減化、サンプリグ回路など)。半導体理工学研究センター(STARC)と共同で実施中。(2)デジタル・アシスト・アナログRF技術 、RF技術(ADPLL、LNA回路)。三洋半導体と共同で進めている。(3)電源回路(単一インダクタ多出力DC-DC変換回路、直接AC-DC変換回路、エナジー・ハーベスト用電源回路など)。旭化成エレクトロニクス、サンケン電気などとの共同研究。1997年まで横河電機でDSPなど信号処理技術の開発にも携わった。
群馬大学大学院工学研究科教授の小林春夫氏。好きな言葉は「名を成すはつねに窮苦の日あり、事敗れること多くは得意の時による」(井上準之助 /渋沢栄一)。現在の研究テーマは、(1)アナログ・テスト容易化(A-D変換器用のテスト信号発生、デジタル信号タイミング・テスト用回路 、ジッタ低減化、サンプリグ回路など)。半導体理工学研究センター(STARC)と共同で実施中。(2)デジタル・アシスト・アナログRF技術 、RF技術(ADPLL、LNA回路)。三洋半導体と共同で進めている。(3)電源回路(単一インダクタ多出力DC-DC変換回路、直接AC-DC変換回路、エナジー・ハーベスト用電源回路など)。旭化成エレクトロニクス、サンケン電気などとの共同研究。1997年まで横河電機でDSPなど信号処理技術の開発にも携わった。
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「アナログ回路の設計にもコスト意識が欠かせない」。こう説くのは、群馬大学教授の小林春夫氏である。産業界と大学で、測定器などのシステム設計からデジタル信号処理、A-D変換器をはじめとするアナログ回路に携わってきた。高性能化・多機能化によって高く売れる設計を実現することはもちろん重要だが、次代の産業界に大きな流れを生み出すのはコスト重視の技術になると見る。(聞き手は、三宅 常之=Tech-On!)

主に容量を競うメモリならコスト重視というのは分かる。アイデア次第で高付加価値設計が可能なアナログ回路の製品分野で、コスト重視を訴えるのはなぜか。

 測定器メーカーの技術者だった1987年くらいだったと思います。米国の大学を訪れたことが、コストの重要性を意識するきっかけとなりました。訪れた研究室ではアナログICをCMOS技術で実現しようとしていました。当時、アナログといえばバイポーラICというのが当たり前でした。なぜ性能が求められるアナログICをわざわざCMOSで作ろうとするのか。研究者の答えは「産業界の要請があるから」でした。

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