2012年冬モデルを発表するNTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏
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LTEエリア拡大を前倒しで実施
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 NTTドコモは2012年10月11日、同社の通信端末の2012年冬モデルを発表した。全16機種で9機種がスマートフォン、1機種がタブレット端末だった。残りは4機種のフィーチャーフォン、1機種のモバイル・ルーター、1機種のフォトパネルである。冬モデルの特徴として、NTTドコモ 代表取締役社長の加藤薫氏は、「100Mビット/秒のLTE」「クアッドコアCPU」「大容量バッテリ」「NOTTV」「NFC」の五つの項目を挙げた。

 まず、100Mビット/秒のLTEについては、スマートフォン、タブレット端末、モバイル・ルーターの全機種で対応した。1.5GHz帯の片方向15MHz幅を使って実現する。ただし、関東・東海・近畿の、いわゆる東名阪バンドで15MHzを利用できるのは2014年度以降である。まずは、100Mビット/秒のサービスは東北や北陸、四国、沖縄などで開始する。

 クアッドコアとしてはスマートフォンとタブレット端末のうち、6機種が対応した。米NVIDIA社のアプリケーション・プロセサ「Tegra3」の他、米Qualcomm社の「APQ8064」、韓国Samsung Electronics社の「Exynos4412」などを搭載する。

 大容量バッテリ(電池容量)については、夏モデルのスマートフォン16機種の平均容量が約1740mAhだったのに対し、冬モデルの9機種では平均約2140mAhとなったという(関連記事1)。約23%の増加である。

 NOTTVは、スマートフォンとタブレット端末全10機種のうち7機種、NFCは5機種で対応した(関連記事2)。