ジャパンディスプレイの開発品
ジャパンディスプレイの開発品
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 ジャパンディスプレイは5型で1920×1080画素のスマートフォン用液晶パネルを、2012年10月に量産開始する(ニュース・リリース)。精細度は443ppiである。仕様が同じ液晶パネルは、シャープが2012年9月末に量産を開始したばかりである他(Tech-On!の関連記事1)、韓国LG Display社も2012年下期の量産を計画している(Tech-On!の関連記事2)。スマートフォン用液晶パネルのフルHD対応が、一気に加速しそうだ。

 ジャパンディスプレイの開発品は、駆動素子には低温多結晶Si TFTを、表示方式にはIPSモードを採用する。コントラスト比は1000対1、視野角は上下、左右共に160度以上(コントラスト比で100対1以上)。色再現範囲はNTSC規格比で71%、輝度は500cd/m2である。パネルの厚さは1.4mm、額縁幅は1.2mmという。

 なお、開発品は2012年10月31日~11月2日までパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2012」に出展される予定。