IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC 2012」が10月2日から幕張メッセで始まった(会期は10月6日まで)。筆者はほぼ毎年、CEATECの会場に展示されたLSI/ICを紹介してきた(Tech-On!関連記事1)。今年もLSIを探して歩いたが、果たしてその結果は・・・・。

写真1●ホール8の電子部品ゾーンを望む Tech\-On!が撮影。
写真1●ホール8の電子部品ゾーンを望む
Tech-On!が撮影。
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 CEATECは2000年に始まって以来、おおむね、民生用電子機器と、それに使われる電子部品の展示会として推移してきた。その意味では、LSIや半導体は元々メジャーな存在とは言えない。それでも半導体ゾーンなるものが展示会場にずっとあった。昨年のCEATEC 2011では、半導体専用ではなくなったが、「半導体・表示デバイスゾーン」という形で半導体という言葉が残った。

 今年は、トップ・レベルにステージという階層があり、半導体や電子部品は、「キーテクノロジステージ」で主に展示される(写真1)。キーテクノロジステージは三つに分かれている(直下の層が三つのゾーンからなる)。最も大きな面積を占めるのが「電子部品ゾーン」、その次が「電池・原材料・装置ゾーン」、最後が「半導体・デバイスゾーン」である。電子部品とデバイスの区別は、いまいち不明だったが、ゾーンには半導体という言葉が今年も残った。さらに、トップ・レベルにある「Electronics Suite」(10月5日まで)という中にもLSIに関連したブースがある。