展示した靴
展示した靴
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 村田製作所は、2012年10月2~6日に幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2012」において、靴に圧力センサと無線モジュールを実装した「歩行測定システム」を展示した。この靴を履いた利用者の体重移動をモニタリングすることで、ランニングやウォーキング、ゴルフなどのフォームのチェックや、リハビリの効果確認などに利用できる。

 圧力センサで測定したデータは、「Bluetooth SMART」(Bluetooth Low Energy)モジュールでスマートフォンに転送できる。展示ブースでは、今回の展示用に試作したアプリケーションを利用して、足への圧力の掛かり具合の変化をスマートフォンの画面に表示させていた。

 この歩行測定システムは、同社の圧力センサとBluetooth SMARTモジュールの応用例をアピールするためのもの。圧力センサは、透明な圧電フィルムを利用した開発品。圧電出力定数が180×10-3Vm/Nと大きい。光線透過率は98%で透明度が高い、伸び縮みだけでなくねじりの検出が可能、といった特徴も備える。

透明圧電フィルムと無線モジュールを実装
透明圧電フィルムと無線モジュールを実装
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測定データはスマートフォンに転送して確認できる
測定データはスマートフォンに転送して確認できる
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