米Google社は2012年9月25日、同社のタブレット端末「Nexus 7」を日本で発売したと発表した（Tech-On!の関連記事、分解記事その1、その2、その3）。1280×800画素の7型液晶ディスプレイを搭載し、340gと軽量なのが特徴である。米Amazon.com社は同月6日に7型および8.9型の液晶ディスプレイを搭載するタブレット端末「Kindle Fire HD」を米国で発表、米Apple社も7型前後の液晶ディスプレイを搭載した「iPad mini」を近く発表するとみられている。このカテゴリの競争がにわかに激しくなってきた。
Nexus 7の米国版には、内蔵フラッシュ・メモリの容量が8Gバイトのモデル（199米ドル）と16Gバイトのモデル（249米ドル）があったが、日本で発売したのは16Gバイト・モデルのみで、価格は1万9800円。2000円分のGoogle Playコンテンツの購入権が付属する。既にGoogle PlayのNexus 7のページで販売を開始している。また、2012年10月2日からは、全国のエディオン、ケーズデンキ、コジマ、上新電機、ビックカメラ、ベスト電器、ヨドバシカメラの店頭でも販売する。Nexus 7のテレビCMも流す予定だという。
Google社は、Nexus 7の発売に合わせ、同日から日本でも電子書籍サービス「Google Playブックス」の提供を開始した。パソコンやスマートフォン、タブレット端末といった異なる機器間でも、電子書籍を続きから読めるという。また「Google Playムービー」で映画を購入することも可能になった。米Sony Pictures Entertainment社と米Paramount Pictures社の映画が対象である。
