お薦めトピック

トヨタ、家庭での自立生活をアシストする生活支援ロボットを開発

2012/09/22 22:00
小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline

 トヨタ自動車は、手足の不自由な人に向けて、家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボット(HSR:human support robot)を開発した。円筒型の本体に、折り畳み式のアームを備える。「床の上の物をつかんで拾う」「薄い物を吸引して拾う」「棚、机の上、高い所から物を取ってくる」「カーテンを開ける」などの仕事ができる。

トヨタ
開発したロボットの動作の例(リリースから)

 操作は、音声認識機能やタブレット端末を使って行うことができる。人に触れることを前提に、安心・安全に使えるよう配慮し、本体やアームの駆動部に大きな力が生じないように設計しているという。

トヨタ
開発したロボットの仕様(リリースから)

 開発に当たっては、日本介助犬協会の協力を得て、手足の不自由な人のニーズや要望を把握した。それを基に、「落ちた物を拾う」「物を取ってくる」「家族や介護者とのコミュニケーション」という機能の開発に取り組んだ。2011年には、横浜市総合リハビリテーションセンターの協力を得て、障害者の自宅で実証実験を実施し、利用者の視点を設計にフィードバックしながら開発を進めてきたという。

 今後は、遠隔地から見守りや介助ができる機能を追加することも検討する。実用化に向けて、大学をはじめとする研究機関や介護・医療関係者などと連携して研究開発に取り組んでいくとしている。

 今回のロボットは、2012年9月26日から東京ビッグサイトで開催される「第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012特別企画 『福祉機器開発最前線』」で参考出品を予定している。

【日経デジタルヘルス・セミナー】

次世代がん診断サミット2015
~「超早期」への破壊的イノベーション、始まる~


1滴の血液や尿、呼気などといった容易に取得できる生体試料からがんの兆候を捉えるといった破壊的イノベーションの最新動向や、それらのイノベーションがもたらす医療のパラダイムシフトなどについて一望できるプログラムを用意しました。詳細はこちら

日時:2015年9月2日(水)10:00~17:00
会場:富士ソフト アキバプラザ(東京・秋葉原)

お知らせ

日経デジタルヘルス Special

記事ランキング