図1 「PENTAX Q10」
図1 「PENTAX Q10」
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 ペンタックスリコーイメージングは、ミラーレス・カメラの新製品「PENTAX Q10」を世界最大級のカメラ関連の展示会「photokina 2012」(開催期間2012年9月18~23日、ドイツ・ケルン)で披露した(図1、2)。外形寸法は約102mm×58mm×33.5mmと小さく、本体のみの質量は約180gと軽い。

 Q10は、2011年8月に発売された「PENTAX Q」シリーズの第2弾製品。初代のPENTAX QはHOYAのPENTAXイメージングシステム事業部が製品したが、その後リコーに事業が売却され、「PENTAX」ブランドは2011年10月からペンタックスリコーイメージングとして事業を展開している。

 今回発表した製品は、新しい1/2.3型の裏面照射型CMOSイメージ・センサを採用している。画素数はPENTAX Qと同じ有効約1240万だが、Q10では「解像感と階調表現の描写に優れた品種を採用している」(ペンタックスリコーイメージング)とする。オートフォーカス(AF)の高速化も図ったという。

 2012年10月中旬に発売する。価格はオープンで、想定実売価格はボディ単体が3万円台半ばである。

 国内では発売と同時に、オーダー・カラーの受注サービスも開始する。ボディ色20種類とグリップ部の色5種類を組み合わせ、レギュラー色の3種類を含む全100通りの組み合わせから選んで注文できる。カメラの多色展開はこれまで、PENTAXブランドが一眼レフ・カメラで展開してきたサービスで、今回初めてミラーレス・カメラで実施する。受注から最短約2週間で出荷するという。

図2 1/2.3型の裏面照射型CMOSイメージ・センサを搭載
図2 1/2.3型の裏面照射型CMOSイメージ・センサを搭載
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