「FPD International CHINA 2012/Beijing Summit」の初日(9月18日)の基調講演では、有機ELへの期待を示す内容が相次いだ。午前中の最後に登壇した中国光学光電子行業協会 液晶分会 理事長(BOE社 董事長)の王東升氏の講演内容は、その期待を代表するものである。王氏はFPD産業を「半導体ディスプレイ産業」と呼ぶべきであると提唱した。続く午後の講演でも、ソニーの占部哲夫氏が王氏の考えに支持を表明し、「完全固体素子としての有機ELがディスプレイの究極の理想である」と述べた。以降では、王氏による産業分析と将来に向けた提唱を紹介する。
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