デモの様子。右の基板がACアダプターと、左の基板がノート・パソコンとつながっている。
デモの様子。右の基板がACアダプターと、左の基板がノート・パソコンとつながっている。
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 米Intel社は、IDF2012内のテクニカル・セッションにおいて、USBで最大100Wを供給できる「USB Power Delivery Specification (USB PD)」について講演した。この中で、USB PDの概要を紹介した他、USB PD対応の試作システムを使い、動作デモを披露した。

 試作システムでは、2枚の基板を使う。ノート・パソコンのACアダプターと接続された基板(以下、基板1)と、ノート・パソコンと接続された基板(以下、基板2)である。ACアダプターから約60Wを基板1に供給し、この電力を、USBケーブルを介して基板2に送る。受け取った電力は、電源ケーブルを通じて基板2からノート・パソコンに送電していた。製品化の時期などについては「来年には製品が登場するだろう」(登壇者)とした。