左からLG Display社のテレビ製品企画の崔彩宇(チェ・チェウ)氏、LG ElectronicsのOLEDテレビ・ビジネス戦略部シニアマネージャーの朴(パク・ウォンシク)氏、筆者、同OLEDテレビ・ビジネス戦略部部長のチャン・ムンイク氏、
左からLG Display社のテレビ製品企画の崔彩宇(チェ・チェウ)氏、LG ElectronicsのOLEDテレビ・ビジネス戦略部シニアマネージャーの朴(パク・ウォンシク)氏、筆者、同OLEDテレビ・ビジネス戦略部部長のチャン・ムンイク氏、
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LGの55型有機ELテレビ。チューナーが独立したモデル。
LGの55型有機ELテレビ。チューナーが独立したモデル。
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白+RGB方式の説明(1)
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白+RGB方式の説明(2)
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 韓国のLG Electronics社、LG Display社の幹部、担当者に同社独自の有機EL技術についてインタビューした。尋ねた相手はLG Electronics社 OLEDテレビ・ビジネス戦略部部長のチャン・ムンイク氏、同 OLEDテレビ・ビジネス戦略部シニアマネージャーのパク・ウォンシク氏、LG Display社のテレビ製品企画のチェ・チェウ氏である。

――2012年1月の「CES」では、「55型の有機ELテレビは秋口に出す」ということでした。もう発売されたのですか。

 それが、まだなんです。この秋までにはと思ってましたが……。なんとか12月までには韓国で発売したいと思っています。

――延期の理由は?

 LG Display社でのパネル生産がなかなか立ち上がってこないことです。不良率が高い。初めてのデバイス、酸化物半導体のTFTなど、不良を出す要因は多いのです。特に酸化物半導体を用いた大型ディスプレイの量産は世界で初めてのことなので、予期せぬトラブルがあります。良品率は具体的には言えませんが、予測よりかなり低いのが現状です。目標は2013年末に80%です。今は、とてもとても。液晶パネルは97~98%ですから、先は遠い。

――とにかく頑張ってくださいというしかないですね。

 頑張ります……。

――それはそうと、CESでの発表から9カ月が過ぎました。バネル性能として改良した部分もあると見ています。

 ユニフォーミティです。CESではそれがとても低く、ムラが多かったのでかなり改善しました。