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 フィンランドNokia社は2012年9月5日、米Microsoft社のソフトウエア・プラットフォーム「Windows Phone 8」をNokia社として初めて搭載したスマートフォン「Lumia 920」と「Lumia 820」を発表した。米Synaptics社の「ClearPad Series 3」というマルチ・タッチ技術を採用しており、静電容量方式のタッチ・パネルでありながら、手袋をした手や爪先でも操作できるのが特徴だという。

 ハイエンド機種のLumia 920は、4.5型IPS液晶パネル(1280×768画素)を搭載。同社が「PureMotion HD+」と呼ぶ技術により、直射日光下でも鮮やかな表示を実現できるという。前面ガラスには米Corning社の「Gorilla Glass」を採用した。

 通信用チップセットは米Qualcomm社の「Snapdragon S4」で、アプリケーション・プロセサは1.5GHz動作のデュアルコア。DRAM容量は1Gバイト、フラッシュ・メモリ容量は32Gバイト。NFC(near field communication)に対応し、Qiに準拠したワイヤレス充電機能を備える。背面カメラは870万画素。

 2000mAhの2次電池を搭載。3G通話時間は10時間、3G待受時間は400時間。67時間の音楽再生と6時間の動画再生が可能だという。外形寸法は高さ130.3mm×幅70.8mm×厚さ10.7mmで、重さは185g。

 Lumia 820は、ドイツCarl Zeiss社のレンズを搭載した800万画素の背面カメラと4.3型アクティブ・マトリクス式有機ELパネル(800×480画素)を搭載。Lumia 920と同様にSnapdragon S4(1.5GHzデュアルコア)を搭載し、NFCやQiに対応する。DRAM容量は1Gバイト、フラッシュ・メモリ容量は8Gバイト。

 1650mAhの2次電池を搭載。3G通話時間は8時間、3G待受時間は330時間。55時間の音楽再生と5時間の動画再生が可能だという。外形寸法は高さ123.8mm×幅68.5mm×厚さ9.9mmで、重さは160g。