NTTドコモはIFA 2012において、同社として初めてIFAでの展示ブースを設けた。同社 欧州研究所(ドイツDOCOMO Communications Laboratories Europe GmbH)が、「3D Face Avatar」と呼ぶ携帯端末向け技術を紹介している。
3D Face Avatarは、携帯端末のカメラで顔写真を撮影すると、それを基に“笑った顔”や“怒った顔”などの3次元的な表情を合成する技術である。携帯端末でSMS(short message service)を利用する際などに、この合成画像を使って、テキストと共に送信者の“表情”を伝える。SMSのメッセージを受け取った相手は、テキストの内容に合わせて合成された送信者の表情を、携帯端末のディスプレイ画面で見られる。これによって、相手の感情をよりリアルに感じ取れるという仕組みだ。
この技術は「自動音声翻訳のように、ネットワークにさまざまな付加価値を載せていくService Enabler Network技術の一環として開発を進めている。すぐにでも端末に実装可能な技術だ」(ブースの説明員)とする。