登壇したソニーの平井氏
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Xperia Tablet S
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Xperiaスマートフォンの新機種
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 ソニーは、「Xperia」ブランドを初めて冠したタブレット端末「Xperia Tablet S」を2012年9月から世界各地域で順次発売する。併せて、同社子会社の英Sony Mobile Communications社から、Xperiaスマートフォンの新機種3モデルを同年9~10月に発売する。IFA 2012開幕を前に2012年8月29日に開いた記者会見で、登壇したソニー 代表取締役社長 兼 CEOの平井一夫氏が発表した。

 Xperia Tablet Sは、2011年9月にソニーが発売した「Sony Tablet S」と同様、9.4型の液晶パネル(1280×800画素)を搭載する。ソフトウエア基盤は米Google社の「Android 4.0」。アプリケーション・プロセサには米NVIDIA社のクアッドコア品「Tegra 3」を採用した。筐体材料には新たにAl(アルミニウム)を用いた。

 Xperiaスマートフォンの新機種として発売するのは、「Xperia T(一部の市場ではTX)」と「Xperia V」、「Xperia J」の3モデル。いずれの機種も、「Xperia arc」などに採用してきた円弧型の筐体デザインを採用している。Xperia Tは近日中、Xperia VとXperia Jは2012年10月から世界各地域で発売する。

 Xperia Tは発売済みの「Xperia GX」をベースとする3G(HSPA+)端末で、海外市場向けの旗艦モデル。NFC(near field communications)機能に対応し、4.6型液晶パネル(1280×720画素)や米Qualcomm社のデュアルコア・プロセサ「MSM8260-A」(最大動作周波数1.5GHz)を搭載する。ソフトウエア基盤は「Android 4.0」で、発売後に「Android 4.1」にアップデートする予定。

 Xperia VはLTE(long term evolution)端末で、NFC機能にも対応する。4.3型液晶パネル(1280×720画素)やQualcomm社のデュアルコア・プロセサ「MSM8960」(最大動作周波数1.5GHz)を搭載する。ソフトウエア基盤は「Android 4.0」で、発売後に「Android 4.1」にアップデートする予定。

 Xperia Jは4.0型の液晶パネル(480×854画素)を搭載する、NFC機能などを省いた廉価版である。