ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、発売を延期していた録画サーバー「nasne(ナスネ)」を、2012年8月30日から販売を始めることを明らかにした(発表資料)。当初の予定では、同年7月19日の発売だった(Tech-On!関連記事1)。

 nasneは、500GバイトのHDDと、地上/BS/110度CSデジタル・チューナーを搭載する(nasne分解記事)。発売延期の原因に関して、SCEはこのHDDに部分的な破損が見つかったからと説明していた。発売日前日の7月18日に延期が決まったことから、事前に予約していた一部のユーザーにはnasneが届いており、実際にHDDの不具合でnasneが動作しなかった場合があった。

 nasneの再発売と同時に、システムソフトウェアの「Ver.1.50」を配信する予定。加えて、プレイステーション3用テレビ・アプリケーション「torne」の「バージョン4.1」や、VAIO用視聴・録画アプリ「VAIO TV with nasne」のベータ版の配信の他、Sony Tabletでnasneを操作できるアプリ「RECOPLA」のアップデートを行う予定である。