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 身に着ける生体センサを用いてウォーキング中の心拍を計測、参加者それぞれの自律神経を分析する――。

 このようなイベントが、2012年5月28日に奈良・東大寺周辺で実施された。開催したのは、会員制の旅行クラブであるJR西日本ジパング倶楽部。「健康ウォーキング ~古都奈良 東大寺編~」と名付けられた、同倶楽部の旅行企画の一つである。

申し込みが殺到

 この企画は、参加者が生体センサ(貸し出し)を装着し、聖武天皇陵を経て東大寺境内を散策。そして、奈良屈指の池泉回遊式庭園がある依水園へと、全行程約5kmを徒歩で移動するというもの。健康に配慮した特製のお弁当を食べる時間も設けられている。

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徒歩で移動している様子

 生体センサで計測したデータの分析結果は、後日、参加者の自宅に郵送される。参加費(昼食代・拝観料などを含む)は3500円で、100人の参加者を募集した。

 企画の告知と同時に申し込みが殺到し、最終的に定員を上回る260人の申し込みがあったという。当日は、この中から抽選で選ばれた100人(欠席者4人のため実際は96人)が参加した。参加者の平均年齢は、約75歳。男女比率は、おおよそ3対7だった。

ウェアラブル心拍センサを利用