次世代工場 工場の将来像が見える
 

エリーパワー、年間100万セルを生産可能な大型Liイオン2次電池の新工場を披露

狩集 浩志=日経エレクトロニクス
2012/06/13 19:46
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新工場の外観
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エリーパワーの吉田社長
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 エリーパワーは2012年6月13日、神奈川県川崎市に建設した大型Liイオン2次電池の新工場の工場見学会と竣工披露宴を開催した。新工場の生産能力は年間100万セルで、既に稼働している隣接地の年間20万セルの工場と合わせて、年間120万セルの生産体制を構築した。

 新工場は、混練工程から電極板の製造、セルへの組み立て、最終検査までを全自動化した。生産するセルは容量48Ahの角型セル。年間100万セルの生産個数は容量ベースに換算すると約154MWhとなる。これはノート・パソコンなどに用いられている円筒型セル「18650」にすると、約2000万本に相当する。新工場の投資額は150億円。このうち、22億5000万円は国からの補助金を受けた。

 同社が2011年末に出荷を始めた住宅向けの2.5kWhの蓄電システムは現在、大和ハウス工業やミサワホームに採用されており、累計出荷台数は2000台以上になるという。2012年度からは経済産業省の補助金が適用された。そのため、購入価格の1/3が補助され、120万円程度で設置可能となっている。

自動車用電池も開発へ


 竣工披露宴では、エリーパワー 代表取締役社長の吉田博一氏が「2011年3月11日の東日本大震災以降、パラダイム変化が訪れ、蓄電池の重要性が増している」とした。また、同社の2.5kWhの蓄電システムを大和ハウス工業が1000台導入し、今夏の電力シフトに利用することや、スズキがエリーパワーに出資したことを受けて、自動車用電池の開発を進めていくことなどを述べた。

 この他、経済産業省や神奈川県知事、川崎市長から来賓祝辞が、大和ハウス工業株式会社 代表取締役会長の樋口武男氏から乾杯の挨拶があった。

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