FPDの進化を支えていくのは、パネル技術、製造技術、そして材料技術の3つである。未来に向けて進化を続けるFPDを、材料技術の視点で、開催中のディスプレイ関連最大の学会「Socety for Information Display(SID)」のシンポジウムや展示会から追った。最初に取り上げるは、ディスプレイの基板として重要な役割を果たしてきたガラスである。AGC(旭硝子)で電子カンパニープレシデントを務める田村良明氏は、展示会場での実物の展示品を前に、前年(2011年)のSIDで発表した0.1mmの超薄板ガラスのこの1年間の進化と同社の戦略について熱く語った。
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