図1 Xbox Smart Glassを発表
図1 Xbox Smart Glassを発表
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図2 写真左下にいるユーザーが、手に持っているスマートフォンで、テレビ画面の映像を拡大したときの様子。
図2 写真左下にいるユーザーが、手に持っているスマートフォンで、テレビ画面の映像を拡大したときの様子。
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図3 写真左下にいるユーザーが、手に持っているスマートフォンで、テレビ画面の映像を縮小したときの様子。
図3 写真左下にいるユーザーが、手に持っているスマートフォンで、テレビ画面の映像を縮小したときの様子。
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図4 Xbox 360で再生中の動画の関連情報をタブレット端末に表示。
図4 Xbox 360で再生中の動画の関連情報をタブレット端末に表示。
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図5 アメリカンフットボールのゲームでは、タブレット上で作戦行動を指示できる。
図5 アメリカンフットボールのゲームでは、タブレット上で作戦行動を指示できる。
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図6 タブレット端末(右下)で視聴していた動画の続きを、Xbox 360を接続したテレビで視聴している(中央)。
図6 タブレット端末(右下)で視聴していた動画の続きを、Xbox 360を接続したテレビで視聴している(中央)。
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図7 「Internet Explorer for Xbox 」を提供開始
図7 「Internet Explorer for Xbox 」を提供開始
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図8 音声入力機能を使いながらコントローラでMadden NFL 2013を操作。
図8 音声入力機能を使いながらコントローラでMadden NFL 2013を操作。
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図9 音声入力を活用して各種コンテンツを検索。
図9 音声入力を活用して各種コンテンツを検索。
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図10 米Nike社と開発した「Nike+ Kinect Training」をアピール。
図10 米Nike社と開発した「Nike+ Kinect Training」をアピール。
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図11 「Halo 4」を紹介。
図11 「Halo 4」を紹介。
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 米Microsoft社は2012年6月4日(現地時間)、同年6月5日から開催されるE3の開催に先立って、報道機関向けの発表会を開催した。この中で強調したのは、同社の据え置き型ゲーム機「Xbox 360」を接続したテレビを「スマートテレビ化」すること。これに関連する各種機能を紹介した。Xbox 360と各種機器を連携させる機能「Xbox SmartGlass」や、Kinectの音声入力を活用した事例、各種コンテンツ配信サービスなどに時間を割いた。この他、Xbox 360向けゲーム・ソフトに関しては、人気シリーズの最新作を紹介した。

 Xbox SmartGlassは、スマートフォンやタブレット端末とXbox 360を連携させる機能である(図1)。Windows 8やWindows Phone搭載機だけでなく、iOS搭載機やAndroid搭載機でも利用可能とする。2012年内に対応を始める予定だ。

 スマートフォンの利用例では、Xbox 360を操作するリモコンとして用いるデモを見せた。会場では、スマートフォンのタッチ・パネルをピンチアウトやピンチインすることで、Xbox 360とつながれたテレビの画面の映像を拡大・縮小させた(図2、3)。

 タブレット端末との連携デモに関しては、タブレット端末にプレイ中のゲームや再生中の動画の関連情報を表示したり、ゲーム内の設定を変更したりした(図4)。タブレット端末は、ゲームの操作にも利用可能。例えば、アメリカンフットボールのゲームでは、タブレット上で作戦行動を指示できる(図5)。
 加えて、タブレット端末で視聴していた動画の続きを、Xbox 360を接続したテレビで視聴する、といった使い方も見せた(図6)。

 また、2012年秋からXboxプラットフォーム向けのブラウザー「Internet Explorer for Xbox 」を提供することも明らかにした(図7)。

音声入力をアピール


 
 Kinectの音声入力機能を活用した事例として、音声入力機能に対応した、新しいゲーム・ソフトを紹介した。米Electronic Arts社のサッカー・ゲーム「FIFA 2013」やアメリカンフットボール・ゲーム「Madden NFL 2013」である。例えばMadden NFL 2013では、音声入力を実行しながら操作できる(図8)。

 加えて、音声入力を活用して各種コンテンツをすばやく検索するデモを見せた(図9)。音声検索は2011年に北米でサービスを開始し、2012年には、オーストラリアやオーストリア、ブラジル、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、ニュージーランド、スペイン、スイスの 12 の地域が追加されるという。

 コンテンツ配信サービスに関しては、今後1年の間に全世界で合計 35 を超えるパートナー企業が配信を始める。スポーツ番組の配信についても紹介した。今回新たにプロバスケットボール・リーグ「NBA」と、プロアイスホッケー・リーグ「NHL」の放送にも対応することを明らかにした。音楽配信サービスに関しても、「Xbox Music」を始める。3000万曲をXbox 360だけでなく、Windows PhoneやWindows 8 搭載機器に配信する。
 
 この他、米Nike社と開発したKinect対応のフィットネス・ソフト「Nike+ Kinect Training」を発表(図10)。同ソフトでは、ユーザーの目標に合わせたトレーニング・メニューを提案する。Kinect の機能を活用してプレイヤーの体の動きや運動能力などを確認し、改善すべき点を分析の上、プレイヤー専用のワークアウト・プランを作成して目標達成をサポートする。加えて、リアルタイムで位置やフォームの誤りを指摘するなど、プレイヤーの状態に合わせた指導を行い、より効率的で効果的なトレーニングを目指す。
 ネットワークを通じて、一緒に体を鍛える仲間を見つけたり、ライバルを見つけたりもできる。2012年冬に発売予定である。

 この他、大型タイトルとして「Halo 4」や「Forza Horizon」、「Fable: The Journey」、「Gears of War: Judgment」などを発表した(図11)。