米Agilent Technologies社は、がん診断企業であるデンマークDako社を買収する。買収額は22億米ドルで、「Agilent社史上、最大規模の買収」になるという。

 Dako社は、がん診断ツールにおける世界有数の企業で、病理学研究機関向けに抗体や試薬、科学機器、ソフトウエアなどを提供している。化学分析やライフサイエンスの事業を手掛けているAgilent社にとっては、今回の買収によって自社の研究技術を戦略的に補完し、急拡大する診断市場における成長を狙う。「両社が一つになることで、がんと闘っていくための幅広い製品群の開発が可能となる」(同社)とする。


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