IDF Spring in Shanghai 2008

東芝,熱電発電システムで太陽電池に対抗

 東芝は,熱電変換素子を使って工場などの廃熱を電力に変換する発電システムを「nano tech 2008」で展示した。単位面積当たりの発電量が太陽電池よりも多い点を生かして,工場などへの設置を目指す。(記事を読む02/15 20:19

「素材の産業革命が起きる」---NEDOがナノファイバーの大型量産装置の開発に成功

 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,ナノファイバー(nmオーダーの繊維)を効率的に製造できる大型電界紡糸装置の開発に成功,同装置の試作機で作成したナノファイバーのシートを国際ナノテクノロジー総合展「nano tech 2…(記事を読む02/15 19:45

NEDOは自動車向けCFRPの開発成果を展示,2008年度からは熱可塑性樹脂を研究対象に

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,自動車分野向けの炭素繊維強化樹脂(CFRP)関連技術の成果を「nano tech 2008」(2008年2月13~15日,東京ビッグサイト)で明らかにした。サイドドア・インナーパネルやプラットフォー…(記事を読む02/15 19:13

NEC,有機ラジカル電池のICカード搭載版を試作

NECは,nano tech 2008で,有機ラジカル電池を非接触ICカードに組み込んだ試作品を出展した。(記事を読む02/15 17:18

ドイツFraunhofer研,曲がる有機薄膜太陽電池を出展

 ドイツの研究機関Fraunhofer Institute for Solar Energy Systems(Fraunhofer ISE)は,nano tech 2008に,フレキシブルな有機薄膜太陽電池を出展した。(記事を読む02/15 16:43

塗布プロセスでは最高性能,NECのカーボン・ナノチューブFET

 NECは,チャネルをスピン塗布法で形成したp型カーボン・ナノチューブFETで210cm2/Vsと高いキャリヤ移動度を実証した(リリース)。このキャリヤ移動度は,塗布プロセスで形成したFETとしては,これまで報告さ…(記事を読む02/14 22:25

「カーボン・ナノチューブは塗料の一種です」,島津製作所,ドイツ研究所,NECが応用例を出展

「nano tech 2008」では,カーボン・ナノチューブ(CNT)を,塗料の一種として用いた例の出展が相次いだ。高性能のトランジスタになると期待されながらも,なかなか採用が広がらないCNTだが,「塗料」という使い方で最初の道が開けそうな気配が出て…(記事を読む02/14 21:23

日本ケミコン,カーボン・ナノチューブを使った電気2重層キャパシタを披露

日本ケミコンは「nano tech 2008」(2月13~15日,東京ビッグサイト)において,カーボン・ナノチューブを利用した電気2重層キャパシタの試作品を披露した。(記事を読む02/14 20:27

日立,バナジウムを主原料とする鉛フリーの低融点ガラスを開発

日立製作所は日立粉末冶金と共同で,バナジウムを主原料とする低融点ガラスを開発した。特徴は,有害な鉛や希少資源のビスマスを一切使用しないこと。バナジウムのガラス構造を層状構造から三次元構造に変化させ,さらに構造を緻密化したことで封着部の気密性や耐湿性な…(記事を読む02/14 12:31

東芝の3次元NAND型フラッシュ,4段積層アレイで動作を実証

 東芝は,3次元セル積層技術を使ったNAND型フラッシュ・メモリー“BiCS(Bit-Cost Scalable) Flash”の動作を実証した。セルを4段積層させた16Kビットのアレイで,データの書き込みと消去,読み出しを行えることを確認した。30…(記事を読む02/13 22:53

グンゼ,スクリーン印刷で配線形成した電磁波シールドやプリント基板を展示,線幅は最小10μm

グンゼは,スクリーン印刷技術で形成したPDP用電磁波シールド・フィルムやプリント基板を「nano tech 2008」(2008年2月13~15日,東京ビッグサイト)に出展した。いずれも銀(Ag)ナノ粒子を分散したインクを用い,スクリーン印刷でパター…(記事を読む02/13 22:05

SIJテクノロジら,白色LEDの放熱性を高める技術を公開,インクジェットとAuナノ粒子を利用

SIJテクノロジとハリマ化成,松下電器産業は「nano tech 2008」において,インクジェット技術で形成する微細バンプを利用し,LEDの放熱特性を高める技術を出展した。この技術は,金(Au)ナノ粒子を分散したインクをインクジェット技術でパッケー…(記事を読む02/13 20:46

産総研,有機半導体や印刷技術で作製した蒸散量センサを初出展,農業分野向け

産業技術総合研究所は,有機半導体や印刷技術で作製した蒸散量センサを開発し,2008年2月13~15日に開催中の「nano tech 2008」に出展した。農業分野での利用を想定している。植物の葉の部分に蒸散量センサを張り付けることで,葉の気孔から放出…(記事を読む02/13 20:35

「ニッチ市場から立ち上げる」,日立製作所が出力100Wの可搬型燃料電池を展示

日立製作所は「nano tech 2008」(2月13~15日,東京ビッグサイト)において,ダイレクト・メタノール型燃料電池(DMFC)を利用した出力100Wの可搬型電源を展示した。(記事を読む02/13 20:22

フレキシブル有機ELパネル向けの透明フィルム,グンゼが開発

 グンゼは龍谷大学や中戸研究所と共同で,水蒸気や酸素の透過を防ぐ透明フィルムを開発し,国際ナノテクノロジー総合展「nano tech 2008」(2月13~15日,東京ビッグサイト)に参考出展した(図1)。同社が開発した耐熱性の高い透明フィルム「Fフ…(記事を読む02/13 19:51

日立,従来の数分の1のジスプロシウムで保磁力を向上

 日立製作所は,少量のジスプロシウム(Dy)で磁石の保持力を高められる「ナノコート磁石」を「nano tech 2008」に出展した。Dyを含む溶液(ナノコート溶液)を塗布したネオジム磁石を熱処理して,Dyを磁石の結晶粒界近傍に偏在させたもの。従来も…(記事を読む02/13 19:31

東芝機械,レーザで微細加工する技術を開発

 東芝機械は,レーザを使って金属面に幅10~50μm程度の溝などを微細加工する技術を,「nano tech 2008」に参考出展した。ビーム径が10μm程度のピコ秒レーザで銅(Cu)やニッケル(Ni)などの金属表面に溝やポケット穴などを直接加工するも…(記事を読む02/13 19:28

東芝,有害物質を検知する細胞センサーを開発

 東芝は,有害物質であるダイオキシン,PCB(ポリ塩化ビフェニール),臭素系難燃剤に結合する酵素遺伝子とホタルの発光酵素遺伝子を組み込んだ細胞センサーを開発,国際ナノテクノロジー総合展「nano tech 2008」(2月13~15日,東京ビッグサイ…(記事を読む02/13 17:13

富士フイルム,マイクロ化学プロセスで透明な顔料を開発

 富士フイルムは,マイクロ空間で反応を起こさせる化学プロセスによって粒子径を50nm以下に微細化することにより,耐候性と透明性に優れる顔料を開発することに成功し,国際ナノテクノロジー総合展「nano tech 2008」(2月13~15日,東京ビッグ…(記事を読む02/13 16:24

浜松ホトニクス,ナノ材料が凝集しないサンプル作成装置を電子顕微鏡用に発売

 浜松ホトニクスは2008年2月12日,走査型(SEM)/透過型(TEM)電子顕微鏡でナノ材料を観察する際,試料を凝集させずに材料を一つずつ観察基板(プレパラート)に配置できる「SEM/TEM用サンプルプレパレーション装置」を世界で初めて開発したと発…(記事を読む02/12 19:34

ナノテクでABS/PCアロイの特性を大幅に改善---従来材の弱点だった耐薬品性なども強化

東レは、2種類以上の樹脂をナノオーダーで最適に混合(アロイ)する技術を発展させ,アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)とポリカーボネート(PC)からなるアロイの特性を向上させた。従来のABS/PCアロイと比較すると,比重と耐熱性は同等だが…(記事を読む02/08 13:04