シャープの新社長に就任する奥田氏(2005年に日経エレクトロニクスが撮影)
シャープの新社長に就任する奥田氏(2005年に日経エレクトロニクスが撮影)
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 シャープは、2012年4月1日付の社長交代人事を発表した(ニュース・リリース)。社長に就任するのは、常務執行役員 海外事業統轄 兼 海外事業本部長である奥田隆司氏。2012年6月に開催予定の定時株主総会および取締役会の選任決議を経て、代表取締役 取締役社長に就任する予定。

 新社長就任に伴い、代表取締役 取締役会長の町田勝彦氏は取締役相談役に、代表取締役 取締役社長の片山幹雄氏は取締役会長に就く。なお、町田氏は定時株主総会で取締役を退任し、相談役に就任する予定。

 シャープは、2012年度通期における純損益が、過去最悪となる2900億円の赤字に陥る見通し。経営体制を刷新し、収益改善を図る考えとみられる。