図1◎EVの駆動用バッテリから車外に電力を取り出せる電源供給装置
図1◎EVの駆動用バッテリから車外に電力を取り出せる電源供給装置
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図2◎新しい電源供給装置をEVの急速充電コネクタに接続したところ
図2◎新しい電源供給装置をEVの急速充電コネクタに接続したところ
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 三菱自動車は、電気自動車(EV)の駆動用バッテリから車外に電力を取り出せる電源供給装置「MiEV Power BOX」を開発、2012年4月27日に発売する(図1、ニュースリリース)。同社のEVである「i-MiEV」と「MINICAB- MiEV」に接続できる。非常時や外出時に家電製品などへ電力を供給するニーズを開拓する。

 新しい電源供給装置をEVの急速充電コネクタにつなげ、車内の駆動用バッテリに蓄えられた電力の一部を取り出す(図2)。出力電圧は交流(AC)100Vで、最大出力は1.5kW。出力端子(コンセント)は1個付く。電池容量16.0kWhの駆動用バッテリを搭載したEVを満充電した場合、新しい電源供給装置によって出力1.5kWの家電製品などを約5~6時間連続使用できる。これは一般家庭の約1日分の電力消費量になるという。

 大きさは長さ395×幅334×厚さ194mmで、質量は11.5kg。接続ケーブルの長さは1.7m。

 価格は14万9800円(税込み)。