ソフトバンクのグループ会社で自然エネルギー事業を行うSBエナジー社と京セラ・グループは共同で、京都市で初めてとなるメガソーラーを建設する。京都市が公募したメガソーラーの設置事業者に両社が申請し、2012年3月5日に採用が決定した。

 建設するのは、京都市伏見区の「京都市水垂埋立処分場大規模太陽光発電所」である。最大出力は約4.2MWで、年間発電電力量は約420万kWhになる。2012年4月中に施工を開始して、再生可能エネルギーの全量買い取り制度が始まる同年7月1日に約2.1MW分の運転開始を目指す。残る約2.1MWは、同年9月1日に運転を開始する。

 京都市水垂埋立処分場大規模太陽光発電所では、SBエナジーが発電事業者となり、京セラ・グループがモジュールの供給とシステム設計、資材調達、システム施工を担当する。モジュールには、京セラの防汚タイプの太陽電池モジュール約1万7000枚が使われる。同モジュールは、モジュールの枠に設置した複数の溝から、埃などが雨水とともに排出される仕組みになっている。