シャープは展示会「PV EXPO 2012」(2012年2月29日~3月2日、東京ビッグサイト)で、同社の裏面電極型単結晶Si系太陽電池「BLACKSOLAR」の次世代版セルを参考出展した。90mm角のセルの場合、セル変換効率は21.5%。モジュールにした場合の変換効率は19%台を見込めるという。
現行のBLACKSOLARは既に発売済みで定格出力がモジュール変換効率は最大16.5%である。セル変換効率は明らかにしていないが、「次世代版では大きな性能向上を果たした」(シャープ)とする。
具体的な改善点は、セルの裏面のp層とn層の数を増やし、同時にp電極とn電極の数も増やしたことである。
実用化時期は「製品化に向けた開発を進めている」(シャープ)として、明らかにしてない。