Optimus Vu
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Optimus Vu(5型)とGalaxy S II LTE(SC-03D)(4.5型)を比較した様子
Optimus Vu(5型)とGalaxy S II LTE(SC-03D)(4.5型)を比較した様子
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Optimus Vuの厚みは8.5mmで重さは168g
Optimus Vuの厚みは8.5mmで重さは168g
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ペンを使って画面上に文字を書き込む様子を示した
ペンを使って画面上に文字を書き込む様子を示した
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クアッドコア構成のプロセサを搭載したOptimus 4X HD
クアッドコア構成のプロセサを搭載したOptimus 4X HD
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Optimus 3D MAXをMHL経由でテレビに接続し、3Dゲームを実演した
Optimus 3D MAXをMHL経由でテレビに接続し、3Dゲームを実演した
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 韓国LG Electronics社は、2012年2月26日、「Mobile World Congress」(2012年2月27~3月1日)の開催に先立ち、同社ブースの展示内容を報道陣に披露した。LTE対応機を中心に、2012年の戦略商品となるスマートフォンをずらりと並べ、参加者の関心を引く狙いである。

 今回同社が前面に展開しているのは、三つの新機種である。それは、1)5型ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン「Optimus Vu」、2)クアッドコア(4コア)構成のアプリケーション・プロセサを採用した「Optimus 4X HD」、そして3)3D表示が可能なディスプレイを採用した「Optimus 3D MAX」だ。

 Optimus Vuは、5型でアスペクト比が4:3のIPS液晶パネル(XGA)を搭載したLTE対応スマートフォン。LTEは800MHz帯と1.8GHz帯および2.6GHz帯の利用に対応する。最大動作周波数が1.5GHzのデュアルコア構成のアプリケーション・プロセサを搭載しながら、2080mAhのLiイオン2次電池を利用することで、駆動時間の保持を目指している。付属するスタイラス・ペンを使って画面上に文字や図形を書き込めるなど、ノートのような使い方が可能になるという。韓国Samsung Electronics社の「Galaxy Note」(5.3型の有機ELパネルを備える)を強く意識しており、「有機ELを利用する他社品に比較して、より画面が高精細である」(LG Electronics社)とする。

 Optimus 4X HDは、米NVIDIA社の「Tegra 3」(動作周波数は1.5GHz)を採用するスマートフォン。4.7型のIPS液晶パネルを備え、ソフトウエア・プラットフォームには、米Google社の「Android 4.0(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)」を採用する。厚みは8.9mm。LG社の展示ブースには、NVIDIA社の製品担当者も同席し、クアッドコア構成のプロセサの強みを訴えていた。同プロセサでは、NVIDIA社が「4-PLUS-1」と呼ぶコア構成を採用しており、四つのコアに加えて省電力動作が可能なコアがある。このコアを使い、「メール処理などの簡単な演算は低消費電力のコアでまかない、その間は高機能のコアへの電源供給を減らすなどによって低消費電力化する」(NVIDIA社の担当者)という。加えて電池容量が2150mAhのLiイオン2次電池を用いることで、駆動時間の減少を食い止めている。

 Optimus 3D MAXは、3D映像の撮影や視聴が可能なスマートフォン。4.3型のIPS液晶パネルと、筐体背面に2個のカメラ・モジュールを備える。重さは148g。MHLを使い、1080pのHD映像をテレビに出力できる。展示ブースでは、3D表示のゲームをMHL経由で大画面テレビに表示し、フルHDの大画面でゲームを楽しめる様子を示していた。